Matsumoto Chiaki
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See, Look at Observed what Watching is

4/21/2016

 
ずっと気になっていたポートランドへ行く決め手は、友人がポートランドで展覧会をすると知ったから。
友人・梅田くんの展示は、PICA (
Portland Institute for Contemporary Art) という場所でやっていた。街の中心にあり、前の日記に書いたCourier Coffeeまで徒歩3分、アウトドアショップPolarのとなり。わたしのポートランド滞在における動線の良さは、PICAの素晴らしい立地のおかげ。

See, Look at Observed what Watching is.

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ビルの3FにあるPICAの屋上に立ち並ぶドアと窓。
この作品、とても意外だった。「実は”大工作業”もよくやる」らしい。そうなのか。でもやっぱり意外だった。手前に置かれた大きなガラス玉の存在にはものすごく梅田哲也感があった。だけどそんな感想も印象もテキトーなもので、よくよく考えると最後に梅田くんの展示を見たのは、もう5年以上も前。「意外」っていうか、そもそもわたしがちゃんと知っていないだけなんだと思う。
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以前、馬喰町ART+EATでの写真展搬入の時に、壁に貼り出した写真を眺めてスタッフが「ちあきさんって、きっとこのあたりに線がくるの、好きなんだろうね」と言った。え? と線に意識を向けて、もう一度壁に並んだ写真を眺めると、建物と空の境界・建物と地面の境界・街頭に貼られたポスターの辺、とにかくいろんな線が同じくらいのところに並んでいて、まるで横線を1本ピーッとギャラリーの壁面に引いたみたいだった。

それがキッカケで、時々だけど景色を線で見るようになった。ビル、窓枠、ドア、配管…ここまで線に線なこの景観に爽快な気分。あみだくじできそう。
展示のタイトル「See, Look at Observed what Watching is」。見ていることを見られ、それもまた見られ、みたいな? メタ的だなあ。ビルの窓から展示になんの興味もない人に見られる、という目線の巻き込みがおもしろいな、と思う。作家本人の意図はわかんないけど、こんな風にいろいろ感じたり思考するのが作品を見る楽しさでもあるなって思い出した。ここ2年ほどおそろしく忙しかったので、そういうの忘れてた。同じ景色の中に見る時間の移ろいに満たされて、心地よかった。

室内に展示されている作品の中に大好きな電球レコードがあった(正式な作品名は知らない)。ぴかぴか光りながら、時々ちんちんと鈴を鳴らし、ぐるぐる回転する。愛嬌のかたまりみたいなやつ。
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ちーちゃんの好きなこれ、結構電球増えたんよ。
梅田くんがそう言うので、以前撮っていたフィルム写真を帰国後に確認すると、ほんとに結構増えていた。色味も派手になった?
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お久しぶり。君も会わない間に育っていたんだねえ。

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